これは、数学で戦争を止めようとした男の物語。
映画を観て来ました。
『アルキメデスの大戦』
『永遠の0』の山崎 貴氏が監督、
三田紀房氏の同名コミックスが原作で、
菅田将暉くんが「戦艦大和」建造を巡る謀略を 数学で暴こうと奮闘する100年に1人の天才数学者を演じています。
ところで。
数学で戦争を阻止できたのか?
史実から鑑みても・・・答えは、当然 NOです。
じゃ、
そんな結末のわかってる映画を観て面白いの?
という問いに対しては・・・YES👍
ピンチの連続からの逆転劇かと思いきや…!?😳🤫😆
史実から着想を得たフィクションと知りつつ、
山本五十六など実在の人物が登場するし
リアリティ溢れる戦艦大和のシーンなど
鑑賞中は、ノンフィクション映画を観てるような感覚に陥りました。
でも、ふと思ったよ…
もし、この物語の主人公の活躍が功を奏して
戦争が回避できたパラレルワールド日本だったら…
今でも軍隊があって
自分の大切な家族が 戦地に赴く現実もあったのではないか?
パラレルワールドで無かったとしても、
戦後70年以上経った現代日本…
「戦争」は 歴史の教科書上の出来事としか思えない世代が 同じ轍を踏みやしないか?
私自身、山本五十六の名前を知っていても
何をした人物だったのかについてはうろ覚えでした。
けれど。
愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ
(ドイツ宰相ビスマルクの言葉)
映画であっても 漫画であっても
「戦争」の歴史を学ぶことは、
今の…これからの私たちにとって
大切なこと。
8月15日を前に、
そんなことを考えさせられた作品でした。