東空の白みては
夜の姿かき失せぬ
ねぐら離れ鳥鳴けば
いづこ行くか流浪の民
映画を観てきました。
本屋大賞を受賞した凪良ゆう氏による
同名ベストセラー小説を映画化。
『流浪の月』
とある「事件」で
「被害女児」と「加害者」という烙印を押された2人の
生きづらさと愛と救いの物語。
体当たりの演技が光っていました。
主演の2人以上に
印象に残ったのは、
いろいろな作品でお見かけしますが、
役柄に幅あれど
ざっくり "強くてカッコいい人"を演じるイケメンさん
ってイメージでした。
ところが、本作では
なかなかの "だめんず"っぷりで。
ぜって〜こんなヤツとはお付き合いしたくない!
と思わせる男になってて〜お見事でした。笑
さて。
本作のストーリーとは
直接絡んでいないけど、
鑑賞後
ふと、nonoの頭ん中に浮かんできたのが
記事の冒頭に綴った『流浪の民』と、
もひとつ〜金子みすゞさんの詩でした。
月のひかり
一
月のひかりはお屋根から、
明るい街をのぞきます。
なにも知らない人たちは、
ひるまのように、たのしげに、
明るい街をあるきます。
月のひかりはそれを見て、
そっとためいきついてから
誰も貰わぬ、たくさんの、
影を瓦にすててます。
それを知らない人たちは、
あかりの川のまちすじを、
魚のように、とおります。
ひと足ごとに、濃く、うすく、
伸びてはちぢむ、気まぐれな、
電燈のかげを曳きながら。
二
月のひかりはみつけます。
暗いさみしい裏町を。
いそいでさっと飛び込んで、
そこのまずしいみなし児が、
おどろいて眼をあげたとき、
その眼のなかへもはいります。
ちっとも痛くないやうに、
そして、そこらの破ら屋が、
銀の、御殿にみえるよに。
子供はやがてねむっても、
月のひかりは夜あけまで、
しずかにそこに佇ってます。
こはれ荷ぐるま、やぶれ傘、
一本はえた草にまで、
かわらぬ影をやりながら。
主人公の2人は
これからも
困難な道を歩いていくのだろうな。。
でも、
きっと月だけは
みすゞさんの詩の、月のように
しずかに2人を見つめてる、ことを祈って。。。
★はてブコメへのお返事★
3x10cm(id:sankairenzoku10cm)さん
脳は「頭」にあるのに「心」で考える‥‥
ううむ。深いですね。〜〜って、意味違う?😅
くろいぬ(id:suburikuroinu)さん
あ、まさにそんな意味合いです。
詳しくは、観てのお楽しみ〜ですが🤫
二位ガン(id:newgenworld)さん
こういうお話、お好きなのですね😊
だるころ(id:darucoro9216kun)さん
だるころさん、詩を書いてたのですか〜😳
素敵✨機会があったら、ブログで発表してくださーい😆
サソダ(id:mifuketa)さん
『トップガン』前作で予習〜🤣👍
新作、ぜひ時間を作って堪能してきてくださいね。
Pちゃん(id:hukunekox)さん
いつもありがとなり♪
広瀬すずちゃんもこの頃役の幅が広がってきたように思います😃
コンマ(id:konma08)さん
お子さんと観るには多少配慮が必要かもしれませんが‥‥
よかったら、ぜひ♪
ルーナっこ(id:Lunakko)さん
私も予告編で気になって、鑑賞しました。
うんうん。この作品だけで流星くんを判断したら、とんでもないことになりそう〜笑
金子みすゞさんの詩‥弱き者への温かい眼差しが感じられます☺️
貯め代(id:tameyo)さん
劇場では2時間前後の上映時間中、
映画の世界に入り込め、一時浮世を忘れられます☺️
ふつ映(id:singark071781)さん
当事者の声が受け入れてもらえない
悲しさ辛さ無力さも、本作の中で描かれていました😢
スター&ブックマークしてくださったみなさま❣️
いつもありがとうございます♪